× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
3万年前の粉をつくる石器に残されていたでんぷんの粒から、当時の人類が初期の平らなパンを食べていた可能性のあることが分かった。イタリアの研究チームが18日に発表した。 米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されたItalian Institute of Prehistory and Early Historyの研究によると、旧石器時代にヨーロッパにいた人類が、じゃがいもに似た植物の根をすりつぶして粉にし、パン生地を作っていたと考えられるという。 根をすりつぶすための石器は大人の手になじむサイズで、イタリアやロシア、チェコの遺跡から見つかっていた。 研究に参加したラウラ・ロンゴ氏は、このパンが「水と粉で作ったパンケーキのようなものだ」と説明。研究チームは、熱い石の上で焼く調理プロセスを再現してみたが、でき上がったものはクラッカーのような食感で、あまりおいしくはなかったという。 これまでの研究では、イスラエルの約2万年前の遺跡で小麦をすりつぶした石器が見つかっており、パン作りの最古の証拠だとされていた。
PR |