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1932年、自身の名を冠したメゾン「ニナ リッチ」をパリにオープン。ニナ リッチの服作りは独特で、デッサンを行なわずに、服地を直接に顧客の身体の上にかけながら、ドレープを寄せ、カットを施した。その手法から彼女は「彫刻家」と呼ばれていた。ニナ リッチ(Nina Ricci)の2014-15年秋冬コレクションがアーティスティックディレクターのピーター・コッピング(Peter Copping)がインスパイアされたのはインテリアの装飾。アールデコ調や花々のモチーフを、リュクスな素材で仕上げたワードローブは、この上なく優雅なオーラを漂わせる。パレットは、上品かつセンシュアリティを感じさせるものをセレクト。ブラックやグレーといったベーシックな色合いに、ボルドー、ガーネット(暗赤色)、パープルをミックスしているほか、時折ホワイトやパウダーピンクを差し込み、ピュアな一面をアピールした。アメジスト色のブロケードのセットアップは、薄手のシフォンのカットソーをインナーに選び、厚みのある生地と対比させる。また黒のロングドレスには、アシンメトリーに繊細なレースを使用。アップリケの花々が肩や腕にまで伸びて咲き乱れる様子は、うっとりするほど美しく、観る者を魅了したに違いない。
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